右肩付近の血栓が原因と発表されており、復帰時期は未定。
ポストシーズンを控えるフィラデルフィア・フィリーズにとって最も起きて欲しくなかったであろうことが起きてしまった。
不動のベテランエース、Zack Wheeler(ザック・ウィーラー) を故障者リスト(IL)に登録したことを発表した。
現時点でウィーラーの復帰時期については明確な見通しが立っていない。
The Athletic の Charlotte Varnes(シャーロット・ヴァーンズ) 氏によれば、ウィーラーは右肩付近の上腕部に血栓が見つかったという。
球団幹部の Dave Dombrowski(デーブ・ドンブロウスキー) 氏は記者団に対し、ウィーラーはさらなる検査を受ける予定であり、復帰のタイムテーブルは現時点で不明と説明した。
フィリーズはまだ対応を発表していないが、状況次第では右腕 Aaron Nola(アーロン・ノラ) を日曜日の先発予定に合わせ、ウィーラーの穴を一時的に埋める可能性が高いと見られている。
ザック・ウィーラーの成績とフィリーズ先発ローテーション事情
Zack Wheeler(ザック・ウィーラー)は金曜日の夜に Washington Nationals(ワシントン・ナショナルズ) 戦に先発登板した。
5イニングを投げ、被安打4、与四球2で2失点。対戦した20人の打者のうち6人を三振に仕留めた。
今季これまでの24先発で、ウィーラーは防御率2.71、さらにK/BB – 5.91という本物のエースと言える数字を残している。
Baseball Referenceの推定によれば、その貢献度はWAR5.3。
ナ・リーグ屈指の投手としてチームを支えてきた。
一方で、フィリーズはAaron Nola(アーロン・ノラ)の復帰を受け、6人ローテーションを採用する計画を発表したばかりだった。ノラは足首の捻挫により約3か月間離脱していたが、復帰が迫っていた。現在の先発ローテーションは以下の通り:
- Taijuan Walker(タイワン・ウォーカー)
- Ranger Suárez(レンジャー・スアレス)
- Cristopher Sánchez(クリストファー・サンチェス)
- Jesús Luzardo(ヘスス・ルサルド)
- Zack Wheeler(ザック・ウィーラー)
- Aaron Nola(アーロン・ノラ)
ノラは今季離脱前に9試合に先発登板していたが、防御率6.16、K/BB – 3.25(49イニング)と、本来のパフォーマンスからは大きくかけ離れていた。フィリーズがノラの復調をどの程度見込めるかが、ウィーラー離脱後のローテーション再編において最大の焦点となる。
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