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ドジャースのスター選手・大谷翔平と代理人が2億4,000万ドル(約360億円)規模のハワイ不動産開発を妨害したとして訴えられた件を徹底解説!

この件の説明に入る前に自分の個人的な意見を書かせていただくと「アメリカでスターになるってこういうことだよな」という感じです。かつてマイケルジャクソンも大量の訴訟を抱えていたことを思い出します。大谷選手ほどになってくると良からぬ輩が群がってくるのは想像に難くありません。プレーに影響がないことを願うばかりです。

ハワイ島のハプナ・コーストで計画されていた高級住宅開発事業において、大谷の宣伝・ブランド力を取り込む目的で参画した開発業者のケビン・J・ヘイズ・シニア氏と不動産ブローカーの松本智子氏は、裁判を起こし、彼らがそのプロジェクトから解任されたと主張している。

訴状によれば、訴え側は開発事業において2013年から市場調査や企画、販売促進まで関わっていた。平均価格は1戸あたり1,730万ドル(約26億円)という高額物件群だ。大谷と代理人ネズ・バレロ氏は、当初は宣伝目的でプロジェクトに関与していたとされる。

しかし訴状は、やがてその“特殊な影響力”を利用して、開発責任者と販売ブローカーを追い出す方向に動いたと主張する。バレロ氏は、キングスバーン・リアルティキャピタル(Kingsbarn Realty Capital)に対してヘイズ氏と松本氏をプロジェクトから排除するよう強要したという。

訴状から引用する。「大谷とバレロは、プロモーション価値のためだけに参画したにもかかわらず、著名人の影響力を悪用し、原告らのプロジェクト参画を破壊することで、自らの金銭的利益のみを追求した」。

さらに、原告側は「バレロが関係に介入しすぎて不必要に力を行使した」
「大谷が契約から手を引くかのように振る舞い、譲歩を迫った」
と非難している。

キングスバーンはバレロの代理人事務所であるCAA Baseballに属するが、同社はコメントを拒否。キングスバーン側への取材は現時点で成功していないそうだ。

今回の訴訟では、「悪意ある干渉(tortious interference)」と「不当利得(unjust enrichment)」という法的主張が中心となっている。訴状はこの事件を、「権力の乱用」「契約・公正な取引・説明責任は、有名人にも等しく適用されるべきだ」という強い言葉で締めくくっている。

この訴訟では、大谷翔平選手と代理人ネズ・バレロ氏が「悪意ある干渉(tortious interference)」および「不当利得(unjust enrichment)」に及んだと主張している。 原告のケビン・J・ヘイズ・シニア氏(不動産開発業40年のベテラン)と、不動産ブローカーの松本智子氏(平均価格1戸1,730万ドル=約25億9,500万円の住宅群の販売代理人を務める予定だった)は、大谷とバレロが隣接する第2の事業においても、自分たちの利益を損なおうとしたと訴えている。

訴状は次のように述べている。

「この訴訟は権力の乱用に関するものです。被告らは、脅迫と根拠のない法的主張を用いて、ビジネスパートナーに契約上の義務を裏切らせ、原告らが構想し築き上げたプロジェクトそのものを奪いました。
被告らは、その名声や、舞台裏で好き勝手に振る舞う代理人によって守られるべきではありません。原告らはこの訴訟を通じ、被告らの不正行為を明らかにし、契約、誠実な取引、説明責任の原則が、セレブであろうとなかろうと、全ての人に平等に適用されることを確保します。」

バレロ氏が所属するCAAベースボールの広報担当者はコメントを控えた。
火曜日にAP通信へ送られた声明の中で、キングスバーン社は今回の告発を
「完全に馬鹿げており、全く根拠がない」と述べている。

キングスバーン社は声明で次のように述べた。

「キングスバーンは、ケビン・ヘイズ氏に関する行動、そして松本智子氏をプロジェクトの仲介人から外したことについて、全責任を負います。」

月曜夜時点でオンラインに残っていた「ザ・ビスタ・アット・マウナケア・リゾート(The Vista at Mauna Kea Resort)」の投資に関する資料には、キングスバーン社と共に、経営陣の一員としてケビン・ヘイズ氏と松本智子氏の名前が記載されていた。資料は大谷翔平選手を「日本のベーブ・ルース」かつ「1st Resident(最初の居住者)」と呼び、象徴的なマウナケア・リゾート(ハワイでも最も有名なホテルの一つ)や、「コンデナスト・トラベラー」により“全米ナンバーワン・ビーチ”と評価されたハプナ・ビーチ、さらにアーノルド・パーマーとロバート・トレント・ジョーンズ・シニア設計の2つのゴルフコースよりも先に大谷の名を掲げていた。

パンフレットにはこう記されている。

「大谷翔平選手は本プロジェクトのセレブリティ・スポークスマンを務め、14戸あるレジデンスのうち1戸を購入することを約束しています。さらにオフシーズン中にはザ・ビスタで相当な時間を過ごす予定であり、プレシーズンのトレーニング用として小規模な打撃・投球施設を建設する意向です。」

訴状によると、開発者らはこの契約のために11年間を費やし、「大胆なマーケティング戦略の一環として」、2023年に大谷と契約を結んだとされる。その契約は「想像しうる中でも最も注目度の高いエンドースメントの一つ」だったという。

「大谷翔平選手とのパートナーシップは、高級バケーション住宅市場における需要を押し上げ、話題を喚起するでしょう。この市場は本プロジェクトの主要なターゲット層です。大谷翔平選手がオーナーとなることは、プロジェクトの国際的な露出に大きな影響を与え、販売ペースを加速させ、当社が価格目標を達成する助けになると期待しています。」

訴状によれば、バレロ氏が譲歩がなされなければ大谷を契約から引き上げると脅したとされる。

「キングスバーン社はバレロ氏のあらゆる気まぐれに屈し始めた」と訴状は記している。「時間が経つにつれ、キングスバーンはビジネスパートナーとの契約義務を果たすことよりも、大谷選手との関係維持を優先していることが明らかになった。」

そして先月、キングスバーン社はケビン・ヘイズ氏と松本智子氏を解雇した。

「キングスバーンは電話会議中に、バレロ氏が解雇を要求し、それは彼をなだめるためだけに行われたものであると公然と認めた」と訴状は述べている。「原告らは、住宅建設利益、建設管理費、仲介手数料に基づく数百万ドル(数億円規模)の報酬を失う危険にさらされている。」

MLBblog.jp管理人

個人的な意見としてはまた大谷が巻き込まれてしまったとしか思えないな…

友人A

アメリカでスターになりすぎるとこうなる…。

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コメント

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