Nolan McLean(ノーラン・マクリーン)は、土曜日に行われたシアトル・マリナーズ戦でニューヨーク・メッツの一員としてデビューを果たし、MLBで12年以上見られなかった快挙を達成した。
マクリーンは5回1/3を投げ、失点(自責点を含む)を許さなかったことで、デビュー戦でこの快挙を達成したメッツ投手としては12年以上ぶりとなった。
投球内容の詳細
マクリーンは91球を投じ、被安打2、与四球4、奪三振8という内容で、21人の打者と対戦した後、左腕リリーフのGregory Soto(グレゴリー・ソト)にマウンドを譲った。
最も多く使用した速球種であるシンカーは平均94.9マイル(約152.7km/h)を記録。さらに38スイングのうち11回の空振りを奪い、そのうちの9つは持ち味である2種類の変化球(メインのスイーパーとカーブ)によるものだった。
Nolan McLean, 3379 RPM Buzzsaw Curveball. 🌪️ pic.twitter.com/5duBuZgbQt
— Rob Friedman (@PitchingNinja) August 16, 2025
さらにこの試合の3回にはフリオも苦笑いしてしまうほどの背面キャッチダブルプレーもやってのけた。
NO WAY, NOLAN! 🤯@nolanmclean11 | #LGM pic.twitter.com/9XcAuDheWu
— New York Mets (@Mets) August 16, 2025
メッツ先発投手デビューで無失点は12年ぶりの快挙
Zack Wheeler(ザック・ウィーラー)以来の記録。
今回のNolan McLean(ノーラン・マクリーン)の快投は、ニューヨーク・メッツのデビュー登板で無失点のまま降板した投手としてはZack Wheeler(ザック・ウィーラー/現フィラデルフィア・フィリーズ)以来の快挙となった。ウィーラーは2013年6月18日のアトランタ・ブレーブス戦でこの偉業を達成している。
以下は、ワイルドカード時代と呼ばれる1995年以降においてデビュー登板で無失点を記録したメッツの先発投手のリストである。
投手 | 日付 | 対戦相手 |
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Nolan McLean(ノーラン・マクリーン) | 2025年8月16日 | Mariners(マリナーズ) |
Zack Wheeler(ザック・ウィーラー) | 2013年6月18日 | Braves(ブレーブス) |
Collin McHugh(コリン・マクヒュー) | 2012年8月23日 | Rockies(ロッキーズ) |
Matt Harvey(マット・ハービー) | 2012年7月26日 | Diamondbacks(ダイヤモンドバックス) |
Tyler Yates(タイラー・イェイツ) | 2004年4月9日 | Expos(エクスポズ) |
Masato Yoshii(吉井理人/まさと・よしい) | 1998年4月5日 | Pirates(パイレーツ) |
ノーラン・マクリーン、マイナーで結果を残しデビューへ
Nolan McLean(ノーラン・マクリーン/24歳)は、2023年のMLBドラフト3巡目で指名された投手である。
今季はダブルAとトリプルAの両方で登板し、合計21試合で防御率2.45、奪三振—与四球比2.54という安定した成績を残してきた。
今週、メッツはベテラン右腕のFrankie Montas(フランキー・モンタス)をメジャーのブルペンに回すことを発表した。この決断が、マクリーンのメジャー昇格への道を開いた。モンタスはFA契約で加入したものの、春の故障から復帰後に苦戦を強いられており、シーズン最初の8試合で防御率6.38と結果を残せていなかった。
メッツがポストシーズン争いの渦中の中
ナ・リーグ東地区では6ゲーム差、ワイルドカード争いではわずか0.5ゲーム上回る状況
ニューヨーク・メッツは土曜日の試合開始時点で64勝58敗という成績を残していた。
これはナショナル・リーグ東地区の首位から6ゲーム差と、地区優勝戦線では苦しい位置にあることを意味する。
一方で、ワイルドカード争いにおいてはシンシナティ・レッズ(Cincinnati Reds/シンシナティ・レッズ)に対して0.5ゲーム差で最後の枠を保持している状況だ。
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