【MLB 2025】トレードデッドライン衝撃の5選手徹底分析!

2025年のMLBトレードデッドラインも、ファンの期待と予想を大きく超える展開となりました。

毎年この時期は心臓に悪い。。

中でも注目を集めた5人のビッグネームをピックアップして、なぜこの移籍が驚きだったのか、各選手の特徴、成績、契約内容までをまとめてみます。

この記事は、MLBが好きで毎年トレード戦線を追っている日本のファンに向けて、読みやすく構成しています!

また、この際トレードデッドラインのルール等をチェックしたい方は下記の記事も合わせてご覧ください!

目次

1. Eugenio Suárez(エウヘニオ・スアレス)

  • 移籍先:Seattle Mariners(シアトル・マリナーズ)
  • 2025年成績:36本塁打、87打点(7月末時点)

マリナーズ打線に再びパワーの柱が戻ってきました。
契約自体は2025年限りの可能性もありますが、プレーオフ争い真っ只中のマリナーズが完全に勝負に出た印象です。

かつては本塁打王争いの常連だったEugenio Suárez(エウヘニオ・スアレス)

2023年に一度マリナーズから離れた彼が、2025年にまさかの”出戻り”という形で再加入!
しかも2025年は本塁打量産体制に入り、完全復活を印象づけています。

2024年の成績

打率(AVG): .256(146安打/571打数)

長打率(SLG): .469(長打率)

OPS(出塁率+長打率): .788

本塁打数(HR): 30本

打点(RBI): 101打点

もう去年のホームラン数超えちゃってるもんなぁ。

2. Ryan Helsley(ライアン・ヘルスリー)

移籍先:New York Mets(ニューヨーク・メッツ)

リリーフ陣強化の本気度を見せたのが、New York Mets(ニューヨーク・メッツ)
Ryan Helsley(ライアン・ヘルスリー)は、最速104マイルを投げる超剛腕クローザー。
100マイル投げないクローザーを探すほうが難しいメジャーリーグはやっぱり怪物の巣窟ですね。

リーグ屈指のクローザーとして名を馳せてきた右腕。

既にエドウィン・ディアスがいるにも関わらず、あえてヘルスリーを追加してくるあたり、今季のメッツは一味違う。。そしてどれほどガチなのかがわかります。

彼は今オフFAになる見込みなので、まさに“短期決戦用兵器”としての起用。

代償としてプロスペクト3人を放出しています。(Jesus Baez、Nate Dohm、Frank Elissalt)

3. Mason Miller(メイソン・ミラー)

移籍先:San Diego Padres(サンディエゴ・パドレス)

“100マイル守護神”メイソン・ミラー

彼は今、MLBで最も“打てない”リリーフのひとりだ。

平均球速 100.9マイル(約162.4km)
これはMLB全投手中トップ。しかもただ速いだけじゃない。

  • スライダー:90マイル超で急激に曲がる。
  • カッター:ほぼフォーシームに見えて遅れる。
  • チェンジアップ:たまに混ぜて打者を翻弄。

→ フォーシームに関しては空振り率40%超

個人的に「えっ、最強クローザースアレスがいるのに!?」ととても驚きました。
パドレス本気すぎる。

なぜアスレチックスは手放したのか?

理由は簡単。再建中でミラーの価値が今ピークだから。

  • アスレチックスはご存じの通りMLBで最も弱い球団の一つ。
  • ミラーはまだ球団管理下(team control)2029年まである。
  • 価値の高い今、売りに出せば“トッププロスペクト獲得”が狙えたというところ。
    そして実際そうなりました。

トレード概要

パドレスのGM、A.J. Prellerの“強気の補強”として話題になりましたね。

アスレチックスからパドレスへ移籍:左腕JP Searsと共に放出し対価としてMLB全体No.3プロスペクト Leo De Vries(遊撃手)+他3選手を獲得。De VriesはMLB球界でもトップレベルに注目されていたスイッチヒッターでしかもショートを守る選手なだけにこちらも驚きをもって報じられていました。

スアレスとの超豪華二枚看板クローザーは他球団から見たら羨ましいだろうなーという印象です。

4. Dustin May(ダスティン・メイ)

移籍先: Boston Red Sox(ボストン・レッドソックス)

大谷翔平選手のチームメイトでもあったことから日本でも知名度が高いダスティン・メイ。

2016年ドラフト3巡目でドジャース入りし、2019年にメジャーデビュー。

持ち味は伸びのある100マイル級のシンカーとスライダーのコンビネーション
特に投球時のスピン効率が高く、ゴロを量産しながらも三振も奪える点が評価されている。

2021年にトミー・ジョン手術を受けたが、2024年には完全復活。球威・制球ともに手術前以上の水準に戻していた。

トミー・ジョン手術からの復活を経て、今季のメイは再び「将来のエース候補」としての評価を高めつつあった中でのトレード。これは単なる戦力補強以上の意味を持つ、大きな決断だったように感じます。

契約状況:2025年は調停年(年俸推定680万ドル)、FAは2027年オフ予定。

レッドソックスが獲得

ダスティン・メイ(SP/27歳)

ドジャースが獲得

ミゲル・ブライユン(OF/20歳、レッドソックスNo.2プロスペクト)

ジャスティン・ハーリー(RHP/AA/リリーフ有望株)

現金200万ドル

レッドソックスはこのトレードで即戦力の先発右腕を獲得し、プレーオフ争いへの本気度を示した。
一方のドジャースは将来性重視の交換で、補強資金も確保。

さらに、AL東地区の過酷な打線陣(ヤンキース・オリオールズ・ブルージェイズ)を相手にするうえで、グラウンドボールピッチャーであるメイのスタイルは理にかなっているのかなとも感じます。

5. Carlos Correa(カルロス・コレア)

移籍先 : Houston Astros(ヒューストン・アストロズ)復帰トレード

個人的に一番驚いたのがコレアのトレード。

カルロス・コレア(Carlos Correa)が、かつて長年プレーしたヒューストン・アストロズへ電撃トレードで復帰。
ツインズとの契約途中での異例の移籍、そしてアストロズ再加入という展開に、ファンや関係者の間で驚きと期待が入り混じっている。

今回のトレードが「衝撃」と言われるのは、コレアがかつてアストロズでプレーし、サイン盗みスキャンダルの渦中にいたという背景があるからだ。2015〜2021年に在籍し、ヒューストンでの「顔」とも言える存在だった彼が、再び戻ってくるとは誰も予想していなかった。

トレードの条件:

  1. アストロズが有望株2名(AAの右腕&Aの外野手)+金銭を提示
  2. ツインズ側は年俸の一部(約700万ドル)を負担
  3. コレアは2025年終了時にオプトアウト権利を保有

今季のツインズは中地区で苦戦しており、若返りを急ぐチーム事情と、アストロズの勝負賭けが一致した結果だと言われている。

■ アストロズの意図と今後の展望

アストロズは現在、プレーオフ圏内ギリギリに位置し、打撃面での軸となる選手の不在が課題だった。

若手のジェレミー・ペーニャは一定の成績を残していたものの、打撃力ではまだコレアに及ばない。クラブハウスでのリーダーシップ、短期決戦での存在感も含め、「勝ちに行くための補強」として、コレアはまさに最適解と言える。

● もしポストシーズンに進出すれば…

アストロズにとって、コレアは“勝ち方”を知る男。2017年の優勝(※かなり物議を醸したが)や2020年、2021年の深いポストシーズン進出の中心には常に彼がいた。今季の戦力に彼が加わることで、地区優勝〜リーグ制覇まで視野に入る可能性もある。カルロス・コレアは、再びアストロズの「心臓」になれるのか。

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