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ドジャースの外野手の問題をリアルに徹底分析!カギを握るのは…

ロサンゼルス・ドジャースは ムーキー・ベッツ(Mookie Betts/ムーキー・ベッツ) をライトに戻すつもりはないと思われる。
少なくとも現時点では、その可能性は検討すらされていない。

デーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督は今週、それを明確に語った。
ゴールドグラブ賞を受賞した名右翼手から遊撃手へとコンバートに成功したベッツについて、クラブ内でライト復帰の議論は一切行われていないという。

現状では、テオスカー・ヘルナンデス(Teoscar Hernández)の守備難や、マイケル・コンフォート(Michael Conforto)の打撃不振が深刻化しているにもかかわらず、チームをその“理論上の極端な策”へと追い込むには至っていない。

ロバーツ監督はこう話している。

「右翼については、まったく話し合っていない」

さらにこう付け加えた。

「遊撃でのベッツのプレーぶりを見れば、彼をあちこち動かさない方が良いと我々は感じている」

MLBblog.jp管理人

もう十分動かしまくったと思うけどな…

友人A

身体能力高すぎてどこでもいけるベッツが凄すぎる

目次

外野の課題は依然として残っている

それでも、ドジャースが残り34試合に突入する今週末、ナ・リーグ西地区2位のサンディエゴ・パドレスとの重要なシリーズを控える中で、外野問題は依然として大きな懸案事項だ。

昨年のようにベッツがシーズン終盤に右翼へ戻るといった“特攻薬”が今回当てはまるわけではない。
とはいえ、チームは何らかの解決策を見出さねばならない状況にある。

Fangraphsによる評価

木曜日の試合開始時点で、両コーナー外野手の合算は WARでMLB全体19位、守備評価で22位 にとどまっている(Fangraphs調べ)。

ロバーツ監督は改めてこう強調した。

「守備はポストシーズンはもちろん、そして勝つ野球において非常に大きな要素だ」

今後の選択肢

残り1か月半のシーズンを戦い抜くために、ドジャースは外野手問題をどう解決するのか。
ベッツを再び右翼に戻す以外の方法を模索する必要がある。クラブが考慮すべき選択肢は、これからの期間で鮮明になっていくだろう。

ドジャース外野手問題 ― 苦しいやり繰りが続く現状

現状のロサンゼルス・ドジャースには、トレードデッドライン以降に使ってきた限られたラインナップのバリエーションを回す以外に大きな選択肢はほとんど残されていない。

多くの試合で、右翼にはテオスカー・ヘルナンデス(Teoscar Hernández)、左翼にはマイケル・コンフォート(Michael Conforto)が配置されている。

ヘルナンデスは、打撃の不振からはやや持ち直してきているものの、守備指標ではMLB右翼手の中で下位に沈んでいる。近年重要視されている守備指標、DRSは-1、Outs Above Average(OAA)は-9。一方のコンフォートは、守備でもDRS -2、OAA -5とかなり低評価であり、さらに打率.186という数字は、今季350打席以上に立ったMLB打者の中で最下位(次点はオニール・クルーズ(Oneil Cruz)の.207)という深刻な状況だ。

理想的なプランと現実

理想的には、ドジャースはヘルナンデスを左翼へシフトさせ、コンフォートをベンチ中心の起用に切り替えることで守備難を軽減できるかもしれない。
実際、昨シーズンもヘルナンデスは主に左翼を守り、決して安定感があったわけではないものの、今季右翼で目立ったエラーほどの致命的な失策は少なかった。

ただし、このプランを実現するには、外野のどこかを任せられる信頼できる新たなオプションが必要になる。

そして、それがベッツ(Mookie Betts)でないのなら、現有戦力の中で唯一候補となるのはアレックス・コール(Alex Call)しかいない。

物足りなさの残る補強

アレックス・コールは先月、やや地味とも言えるトレード補強として加入した。
確かにワシントン・ナショナルズ時代は堅実な働きを見せ、相手投手を相手に粘る打撃の姿勢で評価を高めていた。

しかし、彼はスティーブン・クワン(Steven Kwan)、ラモン・ラウレアーノ(Ramón Laureano)、あるいはハリソン・ベイダー(Harrison Bader)のように、トレードデッドラインで名前が挙がっていた実績十分の外野手ではなかったと言えるだろう。

つまり、今のドジャースは 「理想はあるが、その実現のための駒が足りない」 という厳しい現実に直面している。

ドジャース外野陣の現実とアレックス・コールの役割

これまでのところ、その現実はロサンゼルス・ドジャースが30歳の外野手アレックス・コール(Alex Call)をわずか3週間で8試合しか先発起用していないことに表れている。

ただし、コールはロッキーズ戦で強烈なインパクトを残した。13打席で8度出塁し、その中には二塁打と本塁打を含む4安打の試合もあった。ドジャース加入後は打率.281を記録しており、両翼での守備では概ね安定感を示している。

将来的な可能性と即戦力としての役割

時間が経てば、彼はよりレギュラーに近い役割を担うかもしれない。センターを含む外野すべてのポジションをこなせる守備力と、コンタクト能力を武器に、ラインナップ全体の底上げ要員となる可能性がある。

とはいえ、現状ではベンチに負傷者が相次ぎ、戦力が手薄な中で、デーブ・ロバーツ監督はコールを主に左翼でコンフォートと併用する方針を固めている。

コンフォートへの“最後のチャンス”

コンフォートはオフシーズンに1,700万ドル(約25億円)の契約で加入した選手だが、低迷する打撃成績にもかかわらず、ドジャースは彼にシーズン終盤での復活を託している。コールのプラトーン起用は、その「ラストチャンス」を後押しする形となっている。

ドジャース外野問題 ― 復帰間近の代替オプションは?

最終的に、もしマイケル・コンフォート(Michael Conforto)の不振が続き、アレックス・コール(Alex Call)がレギュラー奪取に至らなければ、ドジャースはより適切な選択肢を探さざるを得ない。

木曜日、トリプルAオクラホマシティでのリハビリ出場に、2人の潜在的な代替候補が名を連ねた。

復帰に向けたキケ・ヘルナンデス

センターに入ったのは、ポストシーズンで数々の劇的な場面を演出してきたベテラン、キケ・ヘルナンデス(Kiké Hernández)。
彼は5月に右肘を痛めて以降、数か月間戦線を離脱し、復帰が待たれていた。負傷前からコンディション面で制限を抱えていたこともあり、守備・打撃の両面で完全復活を遂げられるかが焦点となる。

驚きの起用 ― 金孝成のレフト挑戦

一方で、レフトを守ったのは意外にも韓国から今オフ加入した内野手、金孝成(Hyeseong Kim/キム・ヒョソン)。本来は二塁手として知られる彼だが、シーズン序盤にはセンターでの起用も試みられていた。しかし肩の負傷で戦線離脱する前に最終的には内野へ定着していた経緯がある。

今回のレフト挑戦は短期的なテストの意味合いが強いと考えられるが、仮に適応できれば外野守備の底上げ要員として計算できる。もっとも、センターでの短期間の守備では複数のミスも見られたため、守備安定性の課題は残っている。

展望

両選手が復帰すれば、ドジャース外野守備の改善は確実に進むだろう。特にキムのレフト起用はチームにとって戦略的な柔軟性を広げる可能性がある。
ただし、コンフォートの不振とコールの限界を補うためにどこまで依存できるかは未知数であり、シーズン終盤の成績次第では外野再編のシナリオが加速する可能性も十分にある。

ドジャース外野再編の「真のカギとなってくる」― トミー・エドマンの存在

このパズルの中で本当のカギとなり得るのは、現在負傷者リストにいる別の選手の名前かもしれない。

理想的なドジャースのラインナップを描くとすれば、ユーティリティマンのトミー・エドマン(Tommy Edman)がセンター、テオスカー・ヘルナンデス(Teoscar Hernández)がレフト、アンディ・パヘス(Andy Pages)がライトを守り、ムーキー・ベッツ(Mookie Betts)が遊撃に固定される形が最もバランスが取れているだろう。

二塁は金孝成(Hyeseong Kim/キム・ヒョソン)、キケ・ヘルナンデス(Kiké Hernández)、ミゲル・ロハス(Miguel Rojas)、そして場合によってはアレックス・フリ―ランド(Alex Freeland)が組み合わせて埋めることが可能。
パヘスが右翼に回れば、その強肩を最大限に活かすこともできる。

エドマンの怪我と復帰への疑問符

ただし、問題はエドマンのコンディションにある。夏場を通して足首の故障に悩まされており、復帰までにはなお数週間を要する見込みだ。今季中に再び外野でプレーできるレベルまで回復できるのかどうかは依然として不透明である。

昨年と今年 ― 全く異なるチーム状況

昨年のちょうど今頃、ドジャースはベッツを遊撃から右翼へ戻す決断を下し、彼が通算6度のゴールドグラブを獲得してきた本来のポジションに帰還させた。

そのため、ファンの間では今年も「歴史が繰り返されるのでは」という期待が根強く存在していた。

特に、遊撃守備の負担が打撃不振(キャリアワーストの成績)につながっているのでは、という憶測が飛び交っていたことも背景にある。

しかし、今年のドジャースは昨年とは違う。ベッツの遊撃守備がチームに新しい要素を加えている点は見逃せない。

確かにベッツは右翼に戻れば信頼できるオプションだろう。しかし、近年の右翼での守備指標はかつての“世代を代表する守備力”からは遠ざかっている。

全盛期には右翼で年間15〜30のDRS(Defensive Runs Saved)や10〜15のOAA(Outs Above Average)を積み重ねていたが、過去3シーズン、右翼で1000イニング以上プレーした中で記録したのはわずかDRS+3、OAA±0にとどまる。

レンジ(守備範囲)も落ちており、Baseball Savantによると走力(Sprint Speed)はメジャー全体でわずか35位レベルに収まってしまう。

一方で、遊撃に挑戦した今年はプラスの成果が見えている。
・DRS:+11(遊撃手でメジャー3位)
・OAA:+3(遊撃手で9位)

昨季ショートで苦戦したのとは一変し、守備指標でリーグ上位をマークしているのだ。

確かにミゲル・ロハス(Miguel Rojas)やトミー・エドマン(Tommy Edman)が守備面で同等か、それ以上を提供できる可能性はある。

だが、36歳のロハスは近年レギュラー出場で身体的に苦しんでおり、またエドマンは足首の故障が深刻で、外野だけでなく遊撃を守るうえでも制限が懸念される。

当面の方針

こうした事情から、ドジャースは現状の外野布陣で“なんとかしのぐ”方針を取っている。アレックス・コール(Alex Call)、エドマン、キケ・ヘルナンデス(Kiké Hernández)、金孝成(Hyeseong Kim/キム・ヒョソン)、あるいは最終手段としてベッツ自身が、改善策を示してくれるまでの暫定策に過ぎない。

確かなことは一つ。ドジャースは両翼の攻守を改善しなければならない。トレードデッドライン前から明らかだった課題は、今もなお未解決のままである。解決策を見つけるまで、この問題は連覇を狙うドジャースにとって最大の不安要素のひとつであり続けるだろう。

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