Cal Raleigh(以下カル・ローリー)は2025年7/31現在、2025年シーズンMLB全体のホームラン数トップを走っています。
キャッチャーとしてのシーズン史上最多ホームラン記録
捕手としては2003年にJavy López(ハビアー・ロペス)が記録した43本(このうち42本が捕手として出場時に記録/1本だけDHで放った)

シーズン中盤を過ぎたところだが既にこの記録を超えることは間違いない。
守備位置を考慮せずスイッチヒッターとしてのホームラン記録
史上最高のスイッチヒッターとの呼び声高いヤンキースのMickey Mantle(ミッキー・マントル)が1961年に記録した54本が歴代最多だ。

また、これがスイッチヒッターが記録した唯一の50本超えの記録。
カル・ローリーの今年の成績なら54本は十分射程圏内。しかしこのリーグには不動のMVP、アーロンジャッジがいる。
特にジャッジと大きく離されている指標は打率だ。
カル・ローリーが393打席時点で.260に対してジャッジは377打席時点で.342。
現代のMLBとしては圧倒的すぎるアベレージだ。

しかしここでまさかのジャッジが。。



中継見ててライト守備で返球返したとき痛そうな顔しててヤバイ!と思った
ジャッジの怪我がMVPレースにどう影響するか?
OPSを見てもジャッジ1.160/Calが.981、やはりまだジャッジ優勢かと思っていたがここでジャッジが右肩のケガで離脱。


その影響も強く、何とMVP候補ランキングで7/29にジャッジを抜いてカル・ローリーが1位に。
ヤンキースのアーロンブーン監督いわく10日ほどのIL入りで復帰見込みだそうだが実際はまだわからない。
また、ジャッジは復帰後も右肩のケガという特性上、DH専門の期間を設ける可能性が指摘されている。
そうなると捕手という超重要ポジション+ホームラン王という価値がより一層高まるだろう。
個人的に思うのはマントルの54本を塗り替えれば間違いなくMVP! (と思いたい)
MVPレース 今後の見どころ
ア・リーグMVPレース今後の見どころ!
歴史的なまでのドラマがある。Raleighは「捕手でHR王狙う物語」、Judgeは「ライト外野守備からの負傷と復帰劇」というストーリー性はどちらもMLBファンとしてはたまらない。
ただMLBは「守備位置も考慮されるMVP評価基準」というのがある
:Calは捕手としての価値が加味され、JudgeはDH専任になったら評価が落ちて揺らぐ。
たまに見る「大谷翔平は過大評価!」という人が一定数いるのもこの考え方があるからです。まぁ全然過大評価ではないんですけどね笑 ただ大谷翔平選手に文句を言える隙があるとしたらここだけっていうほうが正しいかもしれない。
「打席数/出場率の差がMVP票にどこまで影響するか」がカギになってきそう。あなたの予想は?
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