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ジュニア・カミネロ、地味にMVP級の活躍を見せた若き主砲

タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)の三塁手が刻んだ歴史的シーズン。
ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のアーロン・ジャッジ(Aaron Judge)やシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)のカル・ローリー(Cal Raleigh)といったスラッガーが脚光を浴びる中、タンパベイ・レイズ(Tampa Bay Rays)のジュニア・カミネロ(Junior Caminero)は、MVPに匹敵するシーズンを静かに積み上げていた。

将来的に複数回のMVP獲得も期待される新星カミネロだが、全国的な注目を浴びにくいレイズというチームに所属しているため、そのパフォーマンスは過小評価されがちだ。

19歳でメジャーデビューし、21歳で迎えた今季が初のフルシーズン。その年齢で40本塁打以上を記録した選手はMLB史上3人目であり、カミネロはその歴史的瞬間に名を連ねた。StatMuseによれば、同じ21歳シーズンでの40本塁打超えは、殿堂入りのエディ・マシューズ(Eddie Matthews/1953年に47本)、ロナルド・アクーニャ・ジュニア(Ronald Acuña Jr./2019年に41本)に続く快挙だ。

目次

見落とされがちなスタッツの数々

カミネロは2025年に飛躍的な成績を記録

ジュニア・カミネロは、静かに、しかし着実にリーグ屈指の打者としての地位を確立した。今季154試合(そのうち148試合が三塁での出場)で記録した主な打撃成績は以下のとおり:

項目成績
打率(BA).264
出塁率(OBP).311
長打率(SLG).535
OPS.846
OPS+131
本塁打(HR)45本(ア・リーグ3位)
打点(RBI)110(ア・リーグ5位)

※OPS+はリーグ平均を100とし、それを上回るほど優秀とされる指標。カミネロの131は平均より31%優れていることを示す。

長打率はアスレチックスのシェイ・ランギリアーズ(Shea Langeliers/.536)にわずか1ポイント差でリーグ6位に位置するなど、純粋な長打力ではトップクラスの数値を記録している。

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